2012年8月21日火曜日

三菱 J2M 雷電(大日本帝国海軍局地戦闘機)

情報元:Wikipedia(三菱 J2M 雷電)

雷電(らいでん)は、大日本帝国海軍が開発し、太平洋戦争後半に実戦投入した局地戦闘機/乙戦。機体略号はJ2M1~7。アメリカ軍を中心とする連合国側のコードネームは「Jack」。 局地戦闘機(以下「局戦」と略)とは、航空母艦から運用される艦上戦闘機とは異なり、陸上基地からの運用を前提とした戦闘機を、また乙戦とは対爆撃機戦闘・迎撃戦闘(インタ-・セプタ-)を行う戦闘機を指す日本海軍独自の用語である。「雷電」という名称は愛称ではなく制式名称であり、乙戦の場合は「雷」または「電」の字を含むことと定められていた。

大型爆撃機迎撃を主任務の一つとする局戦に要求される性能は、敵爆撃機が飛行している高度に短時間で到達する上昇力と敵爆撃機に追い付く速力、そして一瞬のチャンスに敵爆撃機へ致命傷を与え得る火力の三つである。これらを重視して開発されたのが雷電である

日本の搭乗員には評判が悪かったが、戦中戦後に実際にテスト飛行したアメリカ軍のパイロットには好評であった。これはずんぐりした胴体によって、日本機にしてはコックピットが広く、乗り心地が良かったからと言われ、日本では問題視された振動や着陸性能の悪さも、アメリカの基準ではさして問題とされなかった。
なお、フィリピンでアメリカ軍に接収された二一型初期生産機(製造番号3008号機)である捕獲機ナンバー”S12”を用いたテストでは、最高速度671km/h(高度5,060m)、上昇力5分10秒/高度6,100mと日本側のカタログ・データを大幅に上回る結果を残している(試験環境における燃料は、92オクタンの燃料に水メタノール噴射を組み合わせたものである。試験時の重量は、7,320lb(3,315kg)であり、これは180kgほど軽い。旧日本海軍でいう「軽荷重量」のデータである。増槽を装備した重量8,130lb(3,682kg)のOverload状態でも、385mph弱(383mphとして616km/h)と海軍航空本部の公称速度を上回る数値を出している)。

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