ハインケル He 111は第二次世界大戦前から大戦終了までドイツの航空機メーカー、ハインケルが製造し、ドイツ空軍が使用していたレシプロ双発爆撃機。大戦を通じて使用された主力機で、使い勝手の良さから多くの派生機が誕生した。
ドイツはヴェルサイユ条約の規制のため、戦闘機などの開発を民間機の名目でしており、He 111も民間用輸送機として開発が進められており、民間用にC型が開発された。このC型を元に軍用機も研究、開発が進められた。
こうして開発された機体は当初、重量過多により巡航速度が予定の数値を大きく下回り、「期待はずれの落第機」の烙印を押されたが、その後DB600Aエンジンを搭載した機体が開発され、この機が実戦配備された。本機は楕円翼をもち、爆弾を胴体内に垂直に搭載する独特な爆弾倉を装備していた。
また、ドイツ空軍の「爆撃機の高速化」のコンセプトにも基づいており、当時の爆撃機としては高速であった。
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